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ピノ・ノワール ザ・トラベラー ウェイフェアラー・ヴィンヤード フォート・ロス・シ―ヴュー 2019(完売)

Pinot Noir The Traveller Wayfarer Vineyard Fort Ross-Seaview

希望小売価格 28,000 円(税別)

ヴィンテージ 2019年
容量 750ml
タイプ 赤ワイン
味わい 中口
主要品種 ピノ・ノワール 100%
ブレンド品種
原産国名 アメリカ
地方名 カリフォルニア
AVA フォート・ロス・シ―ヴュー
ネステッドAVA、他
ウェイフェアラー / Wayfarer
備考 100P Jeb Dunnuck.com July 2021 by Jeb Dunnuck

詳細データ MORE

ワインメーカー トッド・コーン / Todd Kohn
醸造 100%除梗、5~7日間低温浸漬、天然酵母発酵
熟成 仏産樽にて15か月熟成(新樽比率67%)
土壌
サスティナブル認証
評価 100P
キャップ コルク
アルコール度数
品番 1PAMI38119
JAN
入数 6
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コメント

いわゆる「スーツケース・クローン」ブルゴーニュのある有名な畑から長い旅を経てカリフォルニアに渡り培養、ウェイフェアラー自社畑に植樹された。ブルゴーニュの先人の努力に敬意を表して「ザ・トラベラー/長い旅を経てきたもの」と命名。独特な大きく長い房、粒は非常に小さく、しっかりと酸を維持する(プルゴーニュのトレ・ファン系)。仏産樽67%新樽で15か月熟成。赤系ベリーのミックスした味わいとスミレのアロマを持ち、特別な個性を表現

「ザ・トラベラー」は、いわゆる「スーツケース・クローン」で、ブルゴーニュのある有名な畑から長い旅を経てカリフォルニアに渡り培養され、ウェイフェアラー自社畑に植樹されたクローンでウェイフェアラー独自のものです。

そのブルゴーニュの畑と先人の努力に敬意を表して「ザ・トラベラー/長い旅を経てきたもの」と名付けました。
特別な個性を示すこのクローンは、大きく長い房を作り、粒は非常に小さく、自社畑の他のクローンに比べても独特なもの。

ヴィンテージ情報

2019ヴィンテージについて:2019年はたっぷりと冬の間に雨が降り、土壌はしっかりと水分を含み、葡萄樹はエネルギーを蓄えることができた。
やや遅い芽吹き、開花も例年よりやや遅いが順調に結実。
夏は好天が続き、ソノマ・コースト北部のこの畑では暑い日でも28℃を上回る日がなく、涼しいながらも、日照は十分に確保できた。
ソノマ・コーストらしい理想的で長い成熟期間を経て、複雑なアロマとしなやかな口当たりを持つ葡萄に生育した。
前年より4日早い9月13日に収穫は始まり、ブロックの中も細かく成熟のタイミングをみながら、何回にも分けて行い、10月5日に終了した。
鮮やかな酸を維持しながら、十分に成熟した葡萄が収穫できた。

テクニカル情報

クローン:Wayfarer clone
仕立て:ダブル・ギュイヨ
収穫・醸造:9月28日手作業で収穫、選果の後、全てを除梗、更に粒よりで選果を行った後に発酵槽に入れる。
5-7日間の低温浸漬の後、約2週間天然酵母のみで醗酵を行う。
優しく圧搾し、流れ出たワインを仏産樽(67%新樽)で15か月熟成。
生産量:125ケース

テイスティング・コメント

力強さとピュアさ、クローンの特徴とテロワールの特徴、果実と酸、暖かさと冷涼さなど、様々な両極端を表現している。
ザクロ、ラズベリー、オレンジの花、ポプリ、アニス、ベルガモット、森林の土壌のニュアンスが徐々にワインから放たれる。
香りと味わいはグラスの中で時間が経つにつれて美しく調和し、更に魅力を増していく。2019年の「トラベラー」は、その複雑な の表現、素晴らしい酸、緻密な骨格、飲み込んだ後もずっと継続する余韻の長さが特徴です。
是非ご堪能いただきたい。
今もすばらしいが、5-7年後に更に、10年以上の熟成が楽しめる、ブルゴーニュ・グラン・クリュ・クラスのポテンシャルを秘める。

評価

100P Jeb Dunnuck.com July 2021 by Jeb Dunnuck
2019年のワインの中でベスト1,2,3入る出来栄え

▼ 動画・画像などはこちらから

WAYFARER ウェイフェアラー

ヘレン・ターリーに「カリフォルニアのラ・ターシュとなる畑だ」と言わしめた・・・。パルメイヤーから独立した高品質シャルドネ&ピノ・ノワール

Fort Ross-Seaview

Wayfarer ウェイフェアラー

創業者ジェイソン・パルメイヤーはナパ・ヴァレーのシャルドネ&ボルドー赤品種で成功し、ブルゴーニュ品種プロジェクトを夢見ていた。1998年当時ワインメーカーであったヘレン・ターリー女史に「ソノマ・コーストにピノ・ノワール&シャルドネのグラン・クリュになる畑がある」とアドバイスを受け土地を購入。2002年ディヴィッド・エイブリューが植樹を開始して以来、長い期間パルメイヤーにブレンドしながら、畑の成長を見守ってきた。娘クレオ・パルメイヤーがビジネスに参入するタイミングの2014年ウェイフェアラーの誕生となる。2019年パルメイヤーから独立したブラントとしてクレオ社長が切り盛りし、高い品質の評価を受けている。

Helen Turley declared it destined to be “the La Tache of California.”
ヘレン・ターリーに見いだされてから15年以上の時を経て、時と人が満ちるのを待ち、
ついに畑名「ウェイフェアラー」を冠して2014年ワイナリー誕生

創業者のジェイソン・パルメイヤー氏は弁護士の仕事よりも、ワインの魅力に魅かれ、ワインビジネス参入を決意した時にボルドー大学で醸造学を学び、1986年に「パルメイヤー」のファーストヴィンテージをリリース。

映画「ディスクロージャー」にパルメイヤーのシャルドネが登場し一躍その名前とナパらしい厚みのある味わいが世界的に広がりました。

1998年当時ワインメーカーであったヘレン・ターリー女史のアドバイスによりソノマ・コーストに「カリフォルニア・ピノ・ノワール&シャルドネのグラン・クリュとなる可能性を高く秘めた」ポテンシャルの高い土地を購入。

2002年よりディヴィッド・エイブリューにより植樹を開始。

長い期間その成長を心待ちにし、2005年からパルメイヤーのソノマ・コーストに少しずつブレンドしていました。

時は人の変化を伴い、長年勤めたワインメーカーの退陣、愛娘クレオの成長、ビジネスへの参入、新しいプロジェクト「ウェイフェアラー」が娘クレオ・パルメイヤーを主軸とし始動し、将来を見据えた栄光の旅立ちが始まりました。

ウェイフェアラー・ヴィンヤード

ソノマ・コーストの中にあるフォート・ロス・シーヴューAVAの地図

新進気鋭のワインメーカーが造る 〜ビビアナから次の世代へ〜

2012年よりソノマの葡萄で造られるパルメイヤーのコンサルタント(ワイングローワー・ワインメーカー)に就任したビビアナ・ゴンザレス・レーヴ女史は、コロンビア出身、ボルドー大を出て、ブルゴーニュ、アメリカに戻ってからはABC、キュペ、ペイ、リンマーで修業を積み、このウェイフェアラー・プロジェクトに参入。

2014年4月来日時に「初めてこの畑を見た時から、これは別格だ。この約束の地には必ず人智が必要とされると思った」と語った。

二人の才女クレオとビビアナにより「ウェイフェアラー」が立ち上がりました。

ビビアナはこのウェイフェラーのワインにより、2015年度サンフランシスコクロニクル紙が選ぶワインメーカーオブザイヤーを受賞。

2018年まで務め独立。

2013年にパルメイヤーに入社し、ビビアナの下でアシスタント・ワインメーカーを務めたトッド・コーン/ TODD KOHN(北カリフォルニア出身、オーストラリアで修行)が2017年から後を引き継いで、この類い稀なる畑を継承しています。

創業者:ジェイソン・パルメイヤーとクレオ・パルメイヤー

ワインメーカー:トッド・コーン/Todd Kohn

ワイナリー情報

フォート・ロス・シー・ヴューの土壌はサン・アンドレアス断層上に 形成された様々な土壌が複雑に入り組み、大きな岩や化石、小石、砂、 礫、海洋性の堆積物などが含まれる。

海(cold ocean breeze)

ウェイフェアラー・ヴィンヤードはソノマ・コーストの中央部、2011年にAVA認定されたフォート・ロス・シーヴューの中でも北側に位置する。
寒流流れる太平洋から約8キロ、二つの丘陵地を越えた森林に囲まれたところにあり、標高は約335m。海からの冷たい冷気が風に乗って吹き込んでくる。
栽培期間の平均気温は低くリジョンI、ブルゴーニュ、アルザスなどと同じであり、秀逸な酸とエレガンスなシャルドネ、ピノ・ノワールに適す。

霧(cold fog)

標高335mのウェイフェアラー・ヴィンヤードまで霧の一部は海からの風に乗って上がって来るが、霧が上がってくる境界線ギリギリに位置する。
冷涼な空気が畑を充満するが、霧による湿気は風が吹き飛ばしてくれる。
まさに霧の恩恵のみを受ける最良のロケーション。
日照は十分受けながら涼しい。

土壌(soil=Gold Ridge)

ソノマ・コーストやラシアン・リヴァー・ヴァレーを代表する 「ゴールド・リッジ土壌」白黄色の昔海底であった砂が隆起堆積した土壌で、小さな塊を含むが柔らかく潰すと細かく砕ける。
痩せていて非常に水はけがよい。
この土壌により葡萄の樹は養分や水を求めて、地中深く根を伸ばす。
深く根を張ることにより、水の少ない年にも強く、病害にも強い葡萄樹となる。

堆積物(sediment )

ウェイフェアラー・ヴィンヤードの土壌からは左の写真のよう貝殻の化石が見つかる。
この土壌はかって海の底であり、貝類、甲殻類、魚、海藻などが、長い年月をかけて堆積したものが隆起し現在の土壌となった証拠である。
柔らかく手でも砕けてしまうこの土壌は、葡萄の根が十分に小さい礫の中にも入り込んで伸びていくことが出来、海に由来するミネラル成分を取り込み吸収していく。

クローン(clone )

1998年と2005年に、ディヴィッド・エイブリューによって植樹された畑は、台木、クローンの様々なヴァリエーションに区分けされている。
シャルドネ4種とピノ・ノワール12種はディジョン・クローンのみならず、オールド・カリフォルニア・クローンも使用。

葡萄(grapes )

ウェイフェアラー・ヴィンヤードの特徴でもある冷涼な気温と、綿密なる栽培管理、各クローンの持つフレーバーやタンニンの特徴を忠実に表した、秀逸な酸を残した、小粒で健康な葡萄が育まれる。
植樹から約10年の年を経て、樹も壮健期に入り見事な実を結ぶ。
酸が残り、ただ糖度が適度に上がったことだけで収穫時期を決めるのではなく、生物学的に十分に成熟した果実が収穫される。