コスタ・ブラウンのワインメーカーとして有名な「マイケル・ブラウン」が造る「とっておきのピノ・ノワールの魔法」新章始まる。

Russian River Valley, Sonoma County
Cirq.サーク

コスタ・ブラウンの共同経営者・ワインメーカーであったマイケル・ブラウン氏はワイナリーの権利を売却。2011年パートナーと共に自社畑を取得。ラシアン・リヴァー・ヴァレーの個性ある二つの畑から造られる「サーク」を起ち上げる。2018年完全に独立し、自分が管理できうる極少量生産でラシアン・リヴァー・ヴァレーの個性を紡ぎだす。2017VTGからは自社畑にこだわらず、愛するラシアン・リヴァー・ヴァレーの最高の畑・区画から調達し、最高のキュヴェをブレンドし1種類のみの最高のワインを「サーク」として造ることを決断した。サークの新しい旅立ちが始まる。
New Chapter/新しいステージ
マイケル・ブラウン、今までの歩み
「マイケル・ブラウンのサーク」 完全に独立し、遂に全てが自分の手に。
自分が管理できうる極少量生産へ。
マイケル・ブラウンは、ダン・コスタと共に「コスタ・ブラウン」を1998年に創業し、共同オーナー/ワインメーカーとして一世を風靡、幾多の栄誉と称賛を彼が造るコスタ・ブラウンで獲得し、多くの要望を受け、生産量を増やしていくことになっていった。
しかし、ふと今までの自分を振り返った時に、こんなに長い間、身を粉にして働いてきたが、自分には何もない、自分の妻や娘に何も残していないことに気づき、コスタ・ブラウンの権利を売却。
売却したその資本と共にワインメーカーの誰もが夢に描く「自社畑」を獲得し、コスタ・ブラウンの最新設備を借り、 自分自身が造る新しい世界トップクラスのピノ・ノワールを目指すプロジェクト サーク/ CIRQ.を2011年ヴィンテージからスタートした。
シングル・ヴィンヤードにこだわり、「赤土のトゥリー・ハウス」と、「ゴールドリッジ土壌のブートレッカーズ・ヒル」からテロワールの個性溢れる二つの珠玉のピノ・ノワールが生み出された。
新しいチーム
コスタ・ブラウンの権利は売却したものの、ワインメーカーとしては継続してコスタ・ブラウンを造り、自社畑・トゥリー・ハウスとブートレッカーズ・ヒルもコスタ・ブラウンの資本のものであった。
2018年ダックホーン・ワイン・カンパニーがコスタ・ブラウンの全て(ワイナリー、自社畑、ライブラリー・ワインなど)を買収したことをきっかけに、コスタ・ブラウンのワインメーカーを辞め、サークに専念することを決断し、新しいチーム、新しい会社、新しい施設でのワイン造りに改めて挑戦することになった。
サークのニュー・チーム
ヒルトップ・エステート
2018年、サンタ・ローザの北ソノマ空港の南ソノマ・クトラー・ワイナリーの南にあったラシアン・ヒル・ワイナリーが売りに出され、その施設とバックヤードに広がる4haの畑を手に入れ「ヒルトップ・エステート」と命名。
素晴らしい景観が広がるワイナリーには醸造施設、テイスティングルーム、ゲストハウス、事務所を改築
(まだ未完成、非公開、今後メンバーのみ限定予約訪問ができる予定)
調達畑
最終的には自社畑に特化していくが、自社畑が整うまでは、愛するラシアン・リヴァー・ヴァレーの最高の畑・区画から調達し、最高のキュヴェをブレンドし1種類のみの最高のワインを「サーク」として造ることを決断した(2017VTGより)。
今まで培ってきた経験により「ブレンドの目利き」には自信がある。そして幸いなことに、多くの畑から是非葡萄を使ってくれという申し出を受けている。
トゥリー・ハウスとブートレッカーズ・ヒルもその中に含まれている。
CIRQ.サークについて
サークはサーカスのイメージから命名。
マイケルは幼少時代、地元ワシントン州ワナッチーの少年サーカス団で、毎夏、綱渡りや曲芸を演じていた。
少年にとって毎回上手く行くわけでは無い。
しかし大けがをしようが、毎年必ず参加していた。
この時培った、勤勉であること、何度も試行錯誤を繰り返すこと、時には危険やリスクを覚悟しなければならないこと、バランスよく全てを見渡すことなど、現在ワインメーカーとしてもとても大切な事をこの時経験していた。
自分自身のブランドを造る時、迷わずこのサーカスをイメージする「CIRQ.サーク」という造語を選んだ。
「サーカスの魔法がかけられたワインを造る」とマイケルは自信溢れた笑顔を見せる。
2019年ヴィンテージ裏ラベル。サーカスのチケットを模したデザインになった。
ピノ・ノワールについて
ピノ・ノワールほど他の赤ワインの品種と比べて難しいものはない。
まるで淑女に接するがごとく、ピノ・ノワールの言葉を聞かなければならない。
今は放っておいてほしいのか?今はかまってほしいのか?注目してほしいのか?またワインはアナログ楽器のようにその日の湿気や空気、演者の感覚に大きく左右される。
良く耳を傾け、他の楽器(要素)とのバランスを考え、全体を眺め、最終形を予想し、最新の注意を持ってまとめあげなければならない。
ピノ・ノワールの味わいで言えは、口当たりだけを良くする為にベリー系果実だけ重要視するのではなく、ちょっと個性的なザクロやルバーブのニュアンスを組み込むのが私は好きだ。
Cirq. が生産しているワイン
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ピノ・ノワール ラシアン・リヴァー・ヴァレー 2019
39,000円(税別)