希望小売価格 39,000 円(税別)
| ヴィンテージ | 2019年 |
|---|---|
| 容量 | 750ml |
| タイプ | 赤ワイン |
| 味わい | |
| 主要品種 | ピノ・ノワール 100% |
| ブレンド品種 | |
| 原産国名 | アメリカ |
| 地方名 | カリフォルニア |
| AVA | ノーザン・ソノマ/ Northern Sonoma |
| ネステッドAVA、他 | ロシアン・リヴァー・ヴァレー/ Russian River Valley |
| 畑 | |
| 備考 |
詳細データ MORE +
| ワインメーカー | マイケル・ブラウン/ Michael Brown |
|---|---|
| 醸造 | |
| 熟成 | |
| 土壌 | |
| サスティナブル認証 | |
| 評価 |
| キャップ | コルク |
|---|---|
| アルコール度数 | 14.7% |
| 品番 | 1CIRI64119 |
| JAN | |
| 入数 | 4 |
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コメント
ラシアン・リヴァー・ヴァレー
その多様性は土壌、気候、クローン、畑の向き、標高など様々。
ヴィンテージの個性を一つにまとめ上げる究極のリザーブ・ワインとなる。
ラシアン・リヴァー・ヴァレーの個性は一言では言い表せない。
大小様々な丘がうねるように所在するので、冷たい海からの霧が入る畑、さえぎられる畑、東西南北様々な方向を向いた区画は日照量も違う。
火山性土壌、海洋性堆積土壌、川の堆積土壌、年代や地層も様々に分かれる。
ワインメーカーにとって宝石箱のような個性ある葡萄が得られるエデンの園である。
ピノ・ノワール栽培に最も適した土地は地球上にもう既に割り当てられている。
しかしそれを生かすには、まず発見し、人智と情熱を的確にそそがなければならない。
自社畑がその個性を発揮。
テクニカル情報
収穫日:2019年9月10日~10月11日前年よりやや早く始まり、遅く終る長い収穫期間
クローン:23, 2A, 828, 667, 777 Calera,Pommard,115
醸造:全房8%入れ、仏産樽84%(新樽44%),コンクリート・エッグ16%にて15か月熟成後ブレンド。
ヴィンテージ情報
2019年は記録的な冬の雨に続き、涼しい春が芽吹きをやや遅らせたが、温暖な夏はゆっくりとした生育期間をもたらした。
比べると2013年に似ており、凝縮感がありながらもエレガントさがあり、しっかりとした骨格と果実と酸のバランスが取れた優れたワインにしあがっている。
畑の区画の成熟具合により非常に細かく分けて収穫・別々に醸造した。
テイスティング・コメント
アロマ:摘みたての赤系ベリーの香りが強めに感じられ、アニスの花、すき起こししたばかりの土のニュアンス、海風を思わせる塩っぽい感覚。
味わい:熟した赤いラズベリーと甘酸っぱい木苺の両方の風味、瑞々しいレッドチェリーとクランベリーのタルト、繊細な柑橘系の香りと軽いオレンジピールのニュアンスがある。
しなやかでシルクのような口当たり、生き生きとした酸味とリッチでぎゅっと詰まった凝縮した味わい。タンニンにはグリップ感がありながら、よくまとまっており、エネルギッシュな長いフィニッシュが特徴的。
vinous94p Jun. 2022 by Antonio Galloni 談:赤系ベリーが弾けたように香り、ブラッド・オレンジ、ミント、シナモンが香り立つ。
シルクの様なタンニンと香り立つアロマ、果実の充実さがサーク(マイケル・ブラウン)の特徴が際立たっている。
サンタ・ローザ北、ソノマ空港近くにある自社畑ヒルトップ・ヴィンヤードを中心に厳選された数か所の畑をブレンド。
▼ 動画・画像などはこちらから
コスタ・ブラウンのワインメーカーとして有名な「マイケル・ブラウン」が造る「とっておきのピノ・ノワールの魔法」新章始まる。

Russian River Valley, Sonoma County
Cirq.サーク

コスタ・ブラウンの共同経営者・ワインメーカーであったマイケル・ブラウン氏はワイナリーの権利を売却。2011年パートナーと共に自社畑を取得。ラシアン・リヴァー・ヴァレーの個性ある二つの畑から造られる「サーク」を起ち上げる。2018年完全に独立し、自分が管理できうる極少量生産でラシアン・リヴァー・ヴァレーの個性を紡ぎだす。2017VTGからは自社畑にこだわらず、愛するラシアン・リヴァー・ヴァレーの最高の畑・区画から調達し、最高のキュヴェをブレンドし1種類のみの最高のワインを「サーク」として造ることを決断した。サークの新しい旅立ちが始まる。
New Chapter/新しいステージ
マイケル・ブラウン、今までの歩み
「マイケル・ブラウンのサーク」 完全に独立し、遂に全てが自分の手に。
自分が管理できうる極少量生産へ。
マイケル・ブラウンは、ダン・コスタと共に「コスタ・ブラウン」を1998年に創業し、共同オーナー/ワインメーカーとして一世を風靡、幾多の栄誉と称賛を彼が造るコスタ・ブラウンで獲得し、多くの要望を受け、生産量を増やしていくことになっていった。
しかし、ふと今までの自分を振り返った時に、こんなに長い間、身を粉にして働いてきたが、自分には何もない、自分の妻や娘に何も残していないことに気づき、コスタ・ブラウンの権利を売却。
売却したその資本と共にワインメーカーの誰もが夢に描く「自社畑」を獲得し、コスタ・ブラウンの最新設備を借り、 自分自身が造る新しい世界トップクラスのピノ・ノワールを目指すプロジェクト サーク/ CIRQ.を2011年ヴィンテージからスタートした。
シングル・ヴィンヤードにこだわり、「赤土のトゥリー・ハウス」と、「ゴールドリッジ土壌のブートレッカーズ・ヒル」からテロワールの個性溢れる二つの珠玉のピノ・ノワールが生み出された。
コスタ・ブラウンの権利は売却したものの、ワインメーカーとしては継続してコスタ・ブラウンを造り、自社畑・トゥリー・ハウスとブートレッカーズ・ヒルもコスタ・ブラウンの資本のものであった。
2018年ダックホーン・ワイン・カンパニーがコスタ・ブラウンの全て(ワイナリー、自社畑、ライブラリー・ワインなど)を買収したことをきっかけに、コスタ・ブラウンのワインメーカーを辞め、サークに専念することを決断し、新しいチーム、新しい会社、新しい施設でのワイン造りに改めて挑戦することになった。
サークのニュー・チーム
2018年、サンタ・ローザの北ソノマ空港の南ソノマ・クトラー・ワイナリーの南にあったラシアン・ヒル・ワイナリーが売りに出され、その施設とバックヤードに広がる4haの畑を手に入れ「ヒルトップ・エステート」と命名。
素晴らしい景観が広がるワイナリーには醸造施設、テイスティングルーム、ゲストハウス、事務所を改築
(まだ未完成、非公開、今後メンバーのみ限定予約訪問ができる予定)
最終的には自社畑に特化していくが、自社畑が整うまでは、愛するラシアン・リヴァー・ヴァレーの最高の畑・区画から調達し、最高のキュヴェをブレンドし1種類のみの最高のワインを「サーク」として造ることを決断した(2017VTGより)。
今まで培ってきた経験により「ブレンドの目利き」には自信がある。そして幸いなことに、多くの畑から是非葡萄を使ってくれという申し出を受けている。
トゥリー・ハウスとブートレッカーズ・ヒルもその中に含まれている。
CIRQ.サークについて
サークはサーカスのイメージから命名。
マイケルは幼少時代、地元ワシントン州ワナッチーの少年サーカス団で、毎夏、綱渡りや曲芸を演じていた。
少年にとって毎回上手く行くわけでは無い。
しかし大けがをしようが、毎年必ず参加していた。
この時培った、勤勉であること、何度も試行錯誤を繰り返すこと、時には危険やリスクを覚悟しなければならないこと、バランスよく全てを見渡すことなど、現在ワインメーカーとしてもとても大切な事をこの時経験していた。
自分自身のブランドを造る時、迷わずこのサーカスをイメージする「CIRQ.サーク」という造語を選んだ。
「サーカスの魔法がかけられたワインを造る」とマイケルは自信溢れた笑顔を見せる。
2019年ヴィンテージ裏ラベル。サーカスのチケットを模したデザインになった。
ピノ・ノワールについて
ピノ・ノワールほど他の赤ワインの品種と比べて難しいものはない。
まるで淑女に接するがごとく、ピノ・ノワールの言葉を聞かなければならない。
今は放っておいてほしいのか?今はかまってほしいのか?注目してほしいのか?またワインはアナログ楽器のようにその日の湿気や空気、演者の感覚に大きく左右される。
良く耳を傾け、他の楽器(要素)とのバランスを考え、全体を眺め、最終形を予想し、最新の注意を持ってまとめあげなければならない。
ピノ・ノワールの味わいで言えは、口当たりだけを良くする為にベリー系果実だけ重要視するのではなく、ちょっと個性的なザクロやルバーブのニュアンスを組み込むのが私は好きだ。
ラシアン・リヴァー・ヴァレーの個性は多様性。大小様々な丘がうねるように所在し、冷たい海からの霧が入る畑、さえぎられる畑、東西南北様々な方向を向いた区画は日照量も違う。火山性土壌、海洋性堆積土壌、川の堆積土壌、年代や地層も様々に分かれる。ワインメーカーにとって宝石箱のような個性ある葡萄が得られるエデンの園である。厳選された14の畑を区画により非常に細かく分けて収穫・別々に醸造しブレンド。中口からやや重め凝縮感がありながら重すぎず、酸が全体を柔らかく引き締めている。アルコール感とタンニンが上手くバランス。